地域の気候に適した住空間を提供し、
地元森林産業に貢献する木造軸組構造
外国産木材の使用や画一的なプレカット加工が進行し、地域経済や伝統文化が衰退しています。それを防ぎ、地域活性を促すために、地元資源を最大限に活用。地元の人々とともに家づくりを行い、気候風土に根ざした伝統工法を取り入れ、そこで得た資金を地元の山や社会に還元していきます。
※本賞は㈱エム・エス・ピーと宮川森林組合との共同受賞です。
※本賞は㈱エム・エス・ピーと宮川森林組合との共同受賞です。
MSストラクチャーが目指す次代の山づくり
半世紀前の山づくりは、山の地質や形状を無視し、杉・檜を画一的に植林するものでした。その状況を打破しようと、宮川森林組合は京都府立大学大学院と共同研究を行い、次代の山づくりに着手。蓄積されたデータをもとに、山に最適な植樹、育成活動をはじめています。
MSストラクチャーを通じて生まれる価値
三交ホームの木の家は、「住む人」「地域」「社会」「環境」の4つの視点をもってつくられます。
ここでは、実際にどのような価値を生み出しているのか、その一部をご紹介します。
作り手の顔が見えて、安心できる木の家をお届けしています。
- 三重の気候風土に適した家を570棟/年供給
- 木材の生育流域までわかるトレーサビリティ
- 三重の伝統工法をプレカット技術とともに供給
地域への価値
大台町宮川流域の雇用確保、地域活性にひと役買っています。
- 2つの工場にて58名の地域住民を雇用
- 伝承技能者を雇用し、若手への技術継承を推進
- 山を観光資源とする「フォレストピア」の支援
地元資源の活用を促し、小さな経済圏の実現を促しています。
- 杉、檜1万1千本の地元木材を利用
- 良材は構造材使用。間伐材等は合板などに活用
- 建材は県内工場産を優先し100km以内に供給
山の適正化を図るとともに、生態系の回復をサポートしています。
- 杉、檜生育適地3,968haに再植林を実施
- 生態系撹乱のない地域性苗木を実生から育成
- 杉、檜不適地に地域性苗木を植樹・育成