結婚して2年ほどたち、そろそろ家を建てようと、ハウジングセンターなどでいろんな家を見てまわられたというK様ご夫妻。三交ホームを選んでいただけたいちばんのポイントは、間取りの自由度の高さだったという。

「ほかのメーカーさんは、決まった枠のなかで間取りを選んでいくというスタンスの会社が多く、自分たちの希望を叶えるのが難しそうでした。その点、三交ホームさんは、非常に柔軟に間取りを考えることができました。そして、私たちのどんな話も真剣に聞いてくれる姿勢、相談しやすい雰囲気にもとても好感が持てました」

K様ご夫妻が、家にいちばん求めていたのは暮らしやすさ。共働きで、しかもお二人とも帰宅時間が遅くなりがちなため、家事をできるかぎり効率的にこなしたいというのがいちばんの希望だった。

「そこで、動線に徹底的にこだわって設計していただきました」

K様邸は、外から帰って靴を脱いで３～４歩程度で、買ってきた食材や日用品などをパントリーや冷蔵庫にサッと収納できるよう、玄関から直接キッチンに行ける間取りとなっている。そして、ダイニングはカウンタータイプとし、作った料理を手を伸ばすだけで渡すことができる作りに。食器をシンクに戻すのにも手間がかからない。

「私たち夫婦は、そろって同じ自動車関連製品のメーカーに勤務しているのですが、ものづくりの現場を知っているので、作業スペースは動線設計が大事というのはわかっていました。ですが、家に関してはまったくの素人なので、三交さんにお任せで提案していただきました。最初は、提案してもらった設計が良いのか悪いのかよくわからなかったんですが、実際に住んでみると、動線が本当にコンパクトで家事がとてもやりやすい。さすがプロの設計だと感動しました」

デザイン面においても、随所にお二人のこだわりが詰まっている。キッチンは、アンティークなデザインのペンダントライトと、天井から吊り下げられた飾り棚がアクセント。そこに、奥さまの好きな植物がセンスよくあしらわれ、ナチュラルでやさしいイメージの仕上がりとなっている。

リビングは、白い壁と、深みがある色合いのウォールナットの床とのコントラストがとても美しく、赤系のソファーや、ミッドセンチュリーテイストのイスなどと絶妙に調和している。落ち着きのある、心を和ませてくれる空間だ。

「最初はあまりこだわりもなく、デザイン面でもとくに要望はありませんでした。でも、三交さんに提案してもらっていろいろ話をしていくうちに、『そうか、自分たちはこうしたかったんだ』と、あらためて気づかせてもらいました。せっかく建てるのだから、やっぱり気に入った家にしたいですものね」

もうひとつ、リビングの大きなポイントとなっているのが「窓」。2枚のガラス窓が、まるで「雨戸」を収納するかのように、すべてスライドして開放できるようになっているのだ。驚くほどの開放感があり、外からの光や風が優しく部屋に入ってくる。窓の向こうは広々としたウッドデッキとなっており、窓もカーテンもすべて開けると、部屋との境目を感じさせず、ウッドデッキのスペースまでもがひとつながりの大空間のように見える。

「アウトドアが趣味なので、友達を招いてバーベキューをするのも楽しみのひとつ。みんなで食事をしながら楽しい時間を過ごすには、このウッドデッキは最高です」

ウッドデッキはライトアップすることもできる。星空を眺めながらの夕涼みというのも、また優雅なひとときだ。

もうひとつ、ぜひ参考にしたいのが「天井埋込み式のスピーカー」。K様邸のLDKには、リビングのソファの真上や、キッチンの作業スペースの真上など、合計3つのスピーカーが天井に埋め込まれている。それとは別に、テレビの横にもスピーカーがあり、天井スピーカーと連動させられる。そしてAVセレクタで、CDやテレビなど、入力ソースを切り替えて、音楽やテレビなどを合計5つのスピーカーから流すことができるのだ。

「キッチンで料理をしていると、音楽をかけていても、換気扇をまわしていると聞こえなくなってしまうのですが、この天井スピーカーがあると、換気扇をまわしていても聞こえます。音楽があると、料理も後片付けも何倍も楽しくできますよ」

天井スピーカーは店舗では当たり前だが、住宅では意外とめずらしい。カフェにいるかのような雰囲気にしてくれる秀逸なアイデアだ。
「一番リラックスできる時間は、週末にリビングでお酒を飲んでいるときですね。２人ともワインが大好きで、つまみを作りながら、ゆったりワインを楽しんでいます。お酒を飲むときは、部屋の照明はダウンライトで少し暗めに調整し、より安らげる雰囲気をつくって、のんびり過ごしています」

仕事が忙しく、海外にもひんぱんに出張されているというK様ご夫妻。そんな忙しい毎日だからこそ、家は落ち着ける場所、癒される場所にしたい。そんな想いが詰まったK様邸を訪問して、「家のあるべき姿」を再認識させてもらえたように感じた。