プレシアの暮らし方

節分の日~鬼とお家について~

ママ 「今日は節分だね。一緒に豆まきをしよっかぁ!」
息子 「まめまきー?なあに?」
ママ 「豆をまいて鬼を追い払うのよ」
ママ 「鬼といえば・・・!お家の家相にも鬼門っていうのがあってね、昔に天皇さまがいた京都御所はすごく面白い造りになってるんだって。」
息子 「きもん?てんのう?きょうとごしょ????」
ママ 「あなたにはまだ分からないわね。今度パパと京都に旅行に行こう♪」
息子 「うん、いくー!」

「家相」「鬼門」という言葉を耳にしたことはありますか?
日本では昔から「家相」や「鬼門」を意識してお家を建築する事が多いようですが、
歴代天皇のお住まいであった「京都御所」もそんな建築物のひとつです。

そもそも鬼門とは?
・北東の方角
・陰陽道で鬼の出入口とされる方角
・十二支では丑(うし)と寅(とら)の間の方角

★豆知識
桃太郎のストーリーを思い出してみましょう!
桃太郎に出てくる「鬼」は牛の角に虎柄のパンツを履いていますよね。それは、上記のように鬼門が丑と寅の間だからと言われています。
また、桃太郎が住んでいた村は未申=南西(裏鬼門)であり、時計回りに鬼門の方角へ進んでいくと、申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)の順番になるため、猿・キジ・犬が鬼退治の仲間となったそうです。

そんな豆知識も頭にいれつつ、京都御所のお話に戻りますと・・・
京都御所の鬼門にあたる位置は「猿が辻」と名付けられている角塀です。
京都御所は塀で囲われているのですが、その猿が辻だけ、なぜか直角ではなく凹んでいます。それはなぜかというと、鬼門の方角から鬼がやってこないように、角(つの)を取っているからだそうです。
また、猿が辻の屋根の下には、猿が座っているのですが、その理由も桃太郎と同様、申(さる)は南西の方角で鬼門と反対方向であるため、「猿は鬼門に強い!」とされるからです。
災いが「サル」の意味もあるそうですよ。

このように、日本ではずっと昔から「鬼門」や「家相」について考えられてきたようですね。
皆様もお家を建築する際は、参考にしてみてはいかがでしょうか。