



Project Story
Project
Story
分譲マンション
プレイズ 「Praise」
開発プロジェクト
三交不動産では、中部圏・関西圏・首都圏において、
「賞賛」を意味する「Praise(プレイズ)」のブランドネームを掲げた分譲マンションを開発・販売しています。
その開発・販売を担っているのがマンション事業本部。今回は、マンション開発に携わっている3人のメンバーに、
三交不動産のマンション開発プロジェクトの流れや、それぞれの業務内容、おもしろさなどについて語っていただきました。
マンション事業本部 中部支店 中部営業部
S.N2015年入社/農学部 生物環境科学科卒
PROFILE
入社後、戸建事業本部で営業を経験したのち、マンション事業本部へ異動し、東京支店で首都圏のマンション開発に携わった。用地取得から商品企画、営業まで幅広い業務を経験。その後中部支店へ異動し、現在はおもに用地取得を担当している。
マンション事業本部 中部支店 中部営業部
K.S2019年入社/生活科学部 生活環境デザイン学科卒
PROFILE
戸建事業本部で技術・営業を経験したのち、マンション事業本部へ。最初は営業チームで、広報戦略提案や営業ツールの制作、内覧会の準備などを担当。その後現在は、商品企画チームで、コンセプト・基本プランの立案などを行っている。
マンション事業本部 中部支店 中部営業部
S.K2023年入社/工学部 建築学科卒
PROFILE
入社以来、マンション事業本部で商品企画を担当。コンセプトや基本プランの立案から、設計・デザインの決定までを担っている。学生時代に学んだ建築の知識を活かし、設計事務所やゼネコンと協力しながら、時代にマッチした価値の高いマンション開発を探求している。
Q
マンション開発プロジェクトって
どんな流れで進んでいくの?
そうだね。用地取得チームは土地を取得したら「次の用地を探そう」となることが多いけど、「こういう想定で取得した土地だけど、実際はどうなったか」 というフィードバックをもらって、次につなげていく。だから、プロジェクトのどのフェーズでも、3チームがしっかり協力しながら進めていく感じだね。
Q
用地取得ってどんな仕事?
そもそも、どういうきっかけ・流れで「この場所にマンションを開発しよう」って決まっていくんですか?
実際のところは、本当にケースバイケース。でも、これはちょっと特殊なんだけど、あるプロジェクトで、もともとショッピングモールがあった土地にマンションを建てさせていただいたという事例もあったよ。モールを運営していた企業が建て替えを検討していて、「新しいモールはコンパクトにする計画なので、空いた土地にマンションを建てませんか?」って声をかけてもらったのがきっかけだったんだ。
へえ、そんなこともあるんですね! 確かにレアなケースだとは思いますけど、でもやっぱり、三交不動産のこれまでの地域や企業とのつながりとか信頼関係があるからこそ、お声がけいただけたと思うので、ありがたい話ですよね。
そう、すごくありがたかった。通常は、さまざまな観点から調査を重ねて、かなり時間をかけて候補地を探していく。まずは三交不動産が蓄積している不動産情報や、都市開発や戸建て住宅の部署から共有される情報、社会の動向などをもとに、「どのエリアがいいのか?」をおおまかに検討していく。そして、そのエリアにくわしい社員や関係者の生の声を集める。もちろん自分自身でも現地調査する。乗降客数が多い駅に近いということは、ほとんどの場合必須条件なので、駅の乗降客数データもしっかり調べる。でも、駅から近ければそれでいいわけではなく、「人気のあるエリアか? もしくはこれから発展しそうなエリアか?」 を探っていくことが大切。そのために、周辺の開発計画や人口推移なんかも考えて、長期的な視点で資産価値が上がりそうな立地を選んでいく、という感じかな。
プレイズ四日市諏訪栄
なるほど、なるほど。それに、法律的な制約もあったりしますよね。
そう。「ここはいい立地だな」と思っても、住居の建設が認められていない地域だったり、建物の高さに制限があったりする。だから「本当にマンションが建てられる土地なのか」 までしっかり確認する必要がある。そしていちばん大事なのが「その土地が実際に取得できるのか」ということ。どれだけ条件が揃っていても、地主さんに譲ってもらえなくては話は進まない。もしかしたら学生さんから見ると「土地なんていっぱいありそうなのに」と思うかもしれないけど、実際は良い土地ってそうはないんだよね。だから今販売しているマンションも、いろんな条件をクリアしたとても価値あるもの。自信をもっておすすめします(笑)。
ほんとそうですよね! 私も強くおすすめしたいです(笑)。
そしてある程度候補地が絞られたら、次は事業として成り立つかどうかを試算していくわけですよね。ここからは、私たち商品企画チームも本格的に関わって「どんな規模のマンションが建てられるか?」「駐車場の台数は?」などを細かく検討していきます。
そして、実際に図面を引いてシミュレーションしていくんですけど、「より良い設計の建物を建てるために、隣接する土地も取得できないか」といった相談をすることもありますよね。
うん、そうだね。叶えるのが難しい場合もあるかもしれないけど、要望はどんどん言ってほしいと思っている。
ところで、用地を取得してから、マンションが完成して入居者さんが暮らしはじめるまでには3〜4年ほどかかるじゃない? なんで僕たちは「3〜4年後に人気が上がっているまち」かどうか予測を立てて、その土地を取得するかどうか決断する。いろんな観点から考える必要があるので、営業チームや商品企画チームにも意見を聞いて「いけそうだ!」と確信が持てたら、いよいよ用地を取得する。用地取得は、いろんな角度から考えていく必要があるので、めちゃくちゃ難しいけど、めちゃくちゃおもしろい仕事だと思うよ。
Q
商品企画の
実際の仕事の様子を教えて!
用地を無事取得できたら、今度は僕たち商品企画チームが中心となって設計を進めていきます。事業計画や想定している建築予算をもとに、あらためてコンセプトやデザイン方針を考えていきます。そして具体的な間取りやデザインの詳細を設計事務所と連携しながら練り上げていくという流れですかね。
たとえば、2026年に竣工の「プレイズ小牧」は、そのエリアが城下町だったことを踏まえて、日本の伝統美と現代建築が調和した「ヒストリカルモダン」なデザインにした。
プレイズ小牧
同じ「プレイズ」ブランドのマンションでも、そのエリアにふさわしいコンセプト・デザインにすることで、より価値の高い独自性あるものになりますよね。それに加えて、色やデザインには時代ごとのトレンドがあるので、それを意識することも大事ですよね。
すごく大事だと思う。そして、商品企画チームだけでなく、営業チームの意見や要望も聞きながら進めていくのも大切。たとえば、当初は一人暮らしの方や子どもがいない若いカップルをターゲットと設定して、2LDK中心のプランも考えていたんだけど、営業チームから「子連れのファミリー層のニーズが高そう」というマーケティング情報が入り、メインターゲットをファミリーと設定し直して、3LDKのプランを増やすように設計変更したというようなこともあるしね。
用地取得の段階で考えていた構想を、商品企画チームが実際のニーズに合わせて調整してくれるおかげで、よりお客さま目線に寄り添ったマンション開発ができていると思う。
あと、商品企画チームは、工事の手配・調整やスケジュール管理などもしてくれているよね。
そうですね。実際の施工はゼネコンさんにお願いしますが、私たちはデベロッパーとして全体の舵取りをしていく立場。工事の進行に合わせて各工程を確認・調整しながら進めていきます。マンションが少しずつ形になっていく過程を間近で見られるのは、とてもおもしろいですよね。マンションが竣工したときは、いつもすごく感動します。
すごく同感です。僕は「竣工検査」も結構好きなんですよね。工事が完了すると、本当に入居者さまに引き渡して問題がないか、僕たちが最終確認するんですけど、屋上や地下ピットなど、入居者の方でも立ち入れないような場所にも行きますよね。特に屋上からの景色を見るとすごく感動します。「このマンションを自分たちがつくったんだ!」と実感する瞬間でもあります。
あと、営業チームから「予想以上に売れてます!」って報告があったときもすごく嬉しくない(笑)? 「大丈夫かな、ちゃんと満室になるかな…」って、ずっとやきもきしてるんだけど(笑)、入居が順調に決まっていくのを見て、用地取得の段階で考えてた構想が間違ってなかったんだなって確認できてホッとする。いわば、自分が考えたプランの答え合わせをしている感覚に近いかもしれない。
Q
営業ではどんな業務を
行っているの?
僕自身は、まだ商品企画チームしか経験がないんですが、お二人は営業も経験されていますよね? 営業チームでは、どんな活動をしていくんでしょうか?
そうだね、営業チームの仕事は「どんな広告を打てば効果的か?」という広告戦略を、広告代理店といっしょに考えることからスタートする感じかな。どんなにいいマンションをつくっても、お客さまにその存在を知ってもらえなければ意味がないし、「住みたい!」と思ってもらえなければ入居にはつながらないからね。ターゲットを明確にして「今回はSNSを積極的に活用しよう」とか「今回は新聞折込が効果的かもしれない」とか、いろんな広告手法を検討していくんだよね。
「ターゲティング広告」を打つこともあったりする。たとえば「位置情報ターゲティング」は、携帯のGPS情報を取得して、特定のエリアにいる人に向けて広告を配信するテクノロジーなんだけど、そういうサービスも積極的に活用してるよ。
なるほど、なるほど。営業チームはそうやって広告を展開してマンションの存在を知っていただき、お問い合わせのあったお客さまに対して、マンションの魅力をご案内していくんですね。
あと、当然ながらモデルルームも大事だと思う。マンション完成前から本格的に入居者を募集できるようにモデルルームを用意するのか、それともマンションが完成してから、その一部をモデルルームにするのか。モデルルームをつくるかどうかは、販売スケジュールや予算などをもとに、商品企画チームや営業チームとも話し合って、用地取得の段階で計画に組み込んでおくことが多いかな。
僕はモデルルームづくりでも、ターゲット設定はとても重要だと思っています。たとえばファミリー向けのマンションで、「リビング内にも子どもの学習スペースが設けられている」間取りであるなら、モデルルームは「お子さまの勉強を見守りやすいですよ」ということが伝わる家具の配置にするなど、実際の暮らし方がリアルに思い浮かぶインテリアコーディネートを心がけています。
そして、実際のお部屋を見てもらう「内覧会」も大切。やっぱり実際の建物やお部屋を見てもらうと、お客さまも「ここに住むんだ!」という実感が持てるし、私たちとしても、お客さまのリアルな反応がわかるので、すごく大切な時間なんだよね。
そういった内覧会でのお客さまの反応や、実際の売れ行き、そしてご購入いただいた方の住んでみた感想などは、本当に貴重で大切な財産。三交不動産は、そうしたお客さまの声から得た気づきや発見を、次のマンション開発にすごくきちんと活かしていると思う。会社によっては、営業と企画が完全に分かれていて、連携が取りにくいこともあるようだけど、三交不動産は、用地取得・商品企画・営業の3つのチームがしっかり連携しているからそれができるんだよね。
あと、自分も今は用地取得を担当してるけど、商品企画や営業を経験してきたおかげで、他のチームの視点や考えがよくわかってスムーズに連携できているという面もあると思う。さらに言うと、三交不動産には、マンションだけじゃなく、住宅やビル開発など、いろんな経験を積んできた人が集まっているからこそ、お互いに助け合いながら幅広い知識とスキルを活かして、いいマンションをつくっていける。そこがうちの大きな強みなんだと思う。
確かに。今日の話を聞いて、僕もいずれは用地取得や営業にも挑戦してみたいとあらためて思いました。やっぱり、実際に経験してみないとわからないことも多いですし、視野を広げるためにもチャレンジしてみたいですよね。
それに、三交不動産はチーム間の連携だけでなく、先輩・後輩や上司・部下の関係もすごく風通しがいいと日頃から感じています。お二人もとても気さくに接してくださいますし、ほかの先輩方も親切な方ばかりですよね。こういう環境だからこそ、お互いに助け合いながら、より良いマンションづくりができるんだなと、しみじみ思いました。
マンション事業本部の中部支店では、用地取得・商品企画・営業の3つのチームに分かれて業務を進めていますよね。基本的な流れとしては、まず用地取得チームが土地を見つけて、次に商品企画チームが「そこにどんなマンションを建てるか」を考えて設計・工事を進める。そして営業チームが販売戦略を立てて、お客さまにご案内していくって感じでしょうか?
うん、その流れが基本だね。でも、ただチームごとに役割分担してるんじゃなくて、メンバー同士がしっかり連携して開発を進めていくのが特長だよね。たとえば営業チームも「この立地なら、こんなターゲット層に向けて、これくらいの価格帯で売れそう」といったマーケティング分析をしたり、用地取得の段階から関わって、いっしょに販売戦略を練っているよね。